スパコンとシギント

【事業仕分け】次世代スパコン「限りなく予算計上見送りに近い縮減」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091113-00000548-san-pol

この記事とかをみて思ったこと「蓮舫は日本のシギント能力を大幅に縮小させることが目的か？」

シギント(SIGINT)とは電子信号による情報収集のことで、三沢基地にあった象の檻とかで有名なエシェロンとかもシギントの一部である。

で、なんでスパコンとシギントが関わってくるかというと･･･
まず、電子信号による情報収集で集められる情報の中には機密扱いの情報などがあり、それらは一般的に暗号化された状態で送受信されるモノである。

では、暗号化されたモノを解読するにはどうすればいいだろう？
計算機によって暗号の鍵を見つけ出し、複号するのである。

一般的に現在の暗号は計算の複雑さ(計算量、鍵の長さ)がイコール暗号の強度と考えて差し支えない。
つまり、国家におけるスパコンの能力は国家のシギント能力と≒(ニアリーイコール)なのである。

従って、安全保障の観点からみた場合、世界一の計算能力を持つことは相手にとって「もしかしたら我々の暗号通信は筒抜けかもしれない、攻撃したら逆にやられるかもしれない」と思わせることである程度の抑止力を生む。
このような抑止力が得られるとするならば他国にとって今回のスパコンへの投資の大幅な縮小はシギント能力の大幅な縮小の繋がるのではないかと懸念する次第･･･

ただの懸念で終わればいいが･･･

注：いろいろ間違った認識とかがあったらごめんなさい･･･あんまり軍事や諜報に明るい訳じゃないので･･･