農業はいっそのこと別の意味で破綻させてから再生すれば?

コメ作りはあと5年で破綻する!? 高齢化進み崩壊寸前http://www.zakzak.co.jp/zakspa/news/20100723/zsp1007231026002-n1.htm
これ読んでの感想


農業の衰退の原因はいくつかあるが大まかに分けて下記のような問題があると思われる。

  1. 高齢化で若者がおらず農作業ができず、耕作放棄地が広がっている
  2. 機械化には高額の費用がかかるが、農産物価格の低下などによってペイできない状態が起こっている
  3. 小規模な兼業農家が8割を占めておりその大部分が自家消費分しか作らないやる気のない農家である
  4. 農地の大規模化、集約化が進んでおらず、大型機械による効率的な作業ができない
  5. やる気のない兼業農家へまで所得保障を行うことで淘汰がおこらない
  6. 土地の相続によってただでさえ集約化されていない土地が分割されてしまう


とりあえず、思いつきで対策を書いてみる。
専業も兼業も強制的に全て株式会社化して、つぶれた場合は土地は国がある程度の債務の肩代わりをする代わりに接収し、やる気のある農家(会社)へ貸し付けもしくは売却をする様に法を改正する。
会社が解散する場合は同様に国が接収するか、他の農業法人への売却を行わせ、それ以外の手段で農地を手放すことはできなくする。
また、人ではなく農業法人しか農地を取得できないようにする。
こうすることで、現在の農地の売買だけでなく買収などの方法でも農地の取得ができるようになる。


耕作放棄地に関しては3年以上放棄された状態が続いた場合、その土地もやはり国が接収する。
また、ペーパー会社のような実際に農業を行っていない法人についても同様に土地等の接収を行う。
こうすることで、人から会社に土地を集約することができるようになるとともに、やる気のない農家の淘汰がすすむ。


また、農地の価格については現在の100年たってもペイしない価格ではなく、15〜20年ほどでペイする程度の金額まで引き下げを行う。
(破綻時に国が債務の肩代わりをする金額や、国からの土地の売却の値段がこれくらいになるイメージ)

こうすることで、小規模なやる気のない農家(会社)は淘汰され、手放した土地はやる気のある農家へ配分され、大規模化が徐々に進むことになる。


さらに、所得保障などの補助金は3年以上赤字でかつ耕地面積比で一定量の売上げがない会社には支給しないことで自家消費分しか作らないような怠惰な兼業農家には支払わないようにすることで淘汰をさらに進める必要もあるだろう。



「低価格化には規模の利益で対応する以外道は無いんじゃないかな?」・・・牛丼屋しかりスーパーしかり

・・・と、戯言を書いてみる