日本の借金を返済する方法

知っての通り現在の日本は国債だけでも540兆円、他のも合わせると1000兆円以上の借金を抱えている。
この借金の返済は、現状では不可能である。
なぜならば、発行する国債の額が償却される額を超えているからである。
具体的には↓の資料によれば歳出の国債費は18兆、歳入の公債金収入は30兆円差し引き22兆円の赤字なのである。
http://www.mof.go.jp/jouhou/syukei/sy014.htm
これに対する対策として現在プライマリーバランスの黒字化(=国債の発行額を償却額より少なくすること)が行われている。


そのために効果的な対策としては

  1. 歳出の削減
  2. 特別会計一般財源
  3. 増税

などが上げられている。
個人的にはこの中では特別会計一般財源化がもっとも効果的であると考えられるが、族議員経団連等々の反対によって未だ持って実現できていないのが現状である。
# ・・・小泉時代にメスを入れられていればな〜


しかし、これらの策だけでは日本の借金が返せるとは思えない。
なぜなら、日本の持つ資産の殆どは高齢者層に偏っているためである。
私はこの問題は贈与税が高いと言う事に問題があると思う。
つまり、金を持った高齢者層が死んでその財産を子が相続した方が国から財産を持って行かれないという抜け道が用意されているのが問題である。
これは、世間一般的には相続税と言われる税制である。


相続税は一般的に贈与税に比べ低い税率が設定されている。
このため、基本的に財産の相続には死亡による相続を利用するのが一般的である。
私はこの点が高齢者層と若年者層に多大な格差をもたらしている原因であると考える。


つまり、本来お金を使い経済を活発化させるであろう若者にはお金が無く、余りお金を使わない老人が金を持っているという状態が問題である。


したがって、私は贈与税の税率引き下げ、あるいは相続税の税率引き上げを提案する。
つまり、相続税より贈与税の方が低くなれば老人が持っていた資産を若者に転移することが容易になると言うことである。
これによって、世代間の格差が縮小の傾向に向かい、若者がお金を使うことで経済が活性化し、お金=チャンスが増えることで格差の是正がなされると考える。
この政策は特に、景気の上昇が低くなった時期の行うのが適切だと思う、
これは、景気の冷え込み始める前に手を打つことで景気を長びかさせるという施策である。
税収における、相続税贈与税は約1.5%に満たないがこの施策をとることによる景気の継続の効果によって十分すぎるほど元が取れるとそう自分は思う


最終的には、これらの改善点から税収が多くなりより早い財政の再建がなされるであろう。
ただし、この景気に浮かれて財政の再建をおざなりにした場合はむしろ財政は悪化するだろう。
・・・つまり、景気が良いときこそ財政の規模を縮小し、借金を返済することが大切で、それによって不景気の際に歳入が縮小しても耐えられるだけの余裕を得られ、借金の額が少ないことで大きな利子に困らなくても良くなるという効果があるのである。


・・・と、まあ個人的財政論でした
ま、根拠はないので突っ込まれても困るけど(笑