常識の非常識の話

つまり、Aさんにとっての常識がBさんにとっての常識であるとは限らないという話

↓そもそも常識ってなに?と言う話をwikipediaさんに聞いてみると
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%B8%E8%AD%98
「社会の構成員が有していて当たり前のものとしている価値観、知識、判断力のこと。そのほとんどは暗黙のルールの一種である。」と書かれていた。
つまり、単純化すれば「ある特定の社会」における「暗黙のルール」と言う事になる。


個人的には「恣意的に一般化されたものが常識」、「全てに置いて正しいものが真理」だと思う。
ひるがえって、「一般にほげほげだ」と言うのは「ある特定の社会での常識がほげほげだ」と言っているのにすぎないというようにとらえる事も可能であり、「ある特定の社会=自分だけ」と言う事もあり得る。
したがって、「一般にほげほげだ」と言う場合、他の多くの人または専門家の誰かが同じように考えているという論拠を同時に示す事である一定の証拠としての能力を持ちうるが、そうでない場合は放言と取られても文句は言えない。


ここで、いくつか常識と言う言葉を違った方向から見た言葉を紹介する。

  • 常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう。(アインシュタイン)
  • 常識とはそんなに平凡なものではない。(ヴォルテール)
  • 身勝手な自己主張を正当化するときに使う言葉。
  • 「常識」に対して疑問を持てる知恵が「良識」


まあ、常識という定義が不安定で曖昧なものだと言う事は間違いあるまい。